デイリー為替市況コメント

日米金利差縮小の可能性が意識されドル売りが優勢

【NY外為ドル円概況】3日のNY為替市場でドル円は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が資産構成を見直して国内資産の配分を引き上げるとの観測が浮上。
また、ベセント米財務長官からの「圧力」を背景に、日銀の利上げペース加速による日米金利差縮小の可能性が意識され、円買い材料となった。
さらに、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事はこの日、「インフレ圧力の鈍化が確認されれば、政策金利の据え置きを支持する」などと発言。
米早期利上げ観測が後退し、全般ドル売りが優勢となり、一時155.30円と8月3日以来1カ月ぶりの安値を更新した。
ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。
7月末からの政府・日銀による為替介入後に付けた8月3日の安値155.23円がサポートとして意識されると155.85円付近まで下げ幅を縮めた。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が今週に入り、8月21日に経営委員会を開催したと公表した。
これをきっかけに、GPIFによる国内金融資産の投資拡大の思惑が浮上していることが円買い・ドル売りの材料になっているとの見方もあった。

なお、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」によると、9月15-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを予想する確率は前日の63%台から50%付近に低下した。

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