日米金融イベントを控えて160円台前半でのもみ合いに終始
【NY外為ドル円概況】12日のNY為替市場でドル円は、イランのアラグチ外相は12日、X(旧ツイッター)に、米イスラエルと
イラン間の戦闘終結に向けた「イスラマバード覚書」の締結は「かつてないほど実現に近づいている」と投稿。また、シャリフ
・パキスタン首相は「米イラン和平合意の文書がまとまった」と明らかにした。中東情勢の緊張が緩和するとの期待を背景にW
TI原油先物価格は下落し、米国株相場は上昇したものの、為替相場への影響は限定的だった。米国とイランが最終合意に至る
まで協議の進展を慎重に見極めたいとの見方が根強く、160円台前半での狭いレンジ取引に終始した。市場では「15-16日の
日銀金融政策決定会合や16-17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)など、日米金融イベントを控えて積極的に持ち高を傾け
る展開にはならなかった」との声が聞かれた。
12日発表の6月の米消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)は前月比4.1ポイント高い48.9だった。ガソリン価格がピー
クに比べて落ち着いていることが消費者心理を支えた。もっとも週末を前に持ち高を一方向に傾ける投資家は少なく、相場へ
の影響は限られた。
来週には日米の中央銀行が政策決定会合を開く。日銀は15〜16日の決定会合で政策金利を1%に引き上げるとの予想が支配的だ。
「内田真一副総裁が会合後の記者会見で(金融引き締めに前向きな)タカ派的なメッセージを発信しない限り、追加利上げを手
掛かりとした円買いは続きにくい」との見方があった。
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