米中貿易摩擦への警戒が後退しやや円売りが優勢
【NY外為ドル円概況】27日のNY為替市場でドル円は、週内には日米の金融政策決定会合に加え、日米首脳会談など、
市場関係者が注目する重要イベントを前に、ポジション調整目的の円買い・ドル売りが先行。一時152.57円と日通し
安値を付けた。その後、ベッセント米財務長官が中国と首脳会談に向けた枠組みで合意したとの発言で米中首脳会談
での通商合意期待にリスク選好の動きが強まり、153.20円付近まで持ち直した。もっとも、アジア時間に付けた日通
し高値153.26円や10日の高値153.27円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。また、米長期金利が低下に転
じたことも相場の重しとなった。
ベッセント米財務長官はABCテレビのインタビューで、11月1日から課すとしていた100%の対中追加関税について
「回避される」と明らかにした。ベッセント氏はさらに、米中の一段の対立のきっかけとなった中国によるレアアー
ス(希土類)輸出規制強化を巡って「再検討のため、(中国が実施を)1年間延期するだろう」と述べた。米中間の貿
易摩擦激化を巡る過度の警戒感が後退した。
27日 くりっく365市場 四本値
ドル円 始値153.020 高値153.270 安値152.550 終値152.905
ユーロドル 始値 1.1630 高値1.1650 安値 1.1620 終値 1.1648
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