デイリー為替市況コメント

米労働市場の底堅さを示す指標を受けドル買いが優勢

【NY外為概況】30日のNY為替市場でドル円は、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制のため、年内利上げに踏み切る
との観測が強まる中、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが継続した。その後も、5月米雇用動態調査(JOLTS)求
人件数が759.4万件と予想の730.0万件を上回るとドル買いが優勢となり、一時162.67円と1986年12月以来約39年半ぶりの高値
を付けた。日本の財政悪化懸念や日銀の早期利上げ観測の後退も円売りを誘った。一方、日本政府・日銀による介入への警戒感
は根強く、162円台半ばではこう着状態となった。片山さつき財務相は30日の閣議後記者会見で、「必要に応じていつでも適切
に対応する」と改めて円安進行をけん制。米独立記念日(7月4日)の振替となる3日は米株式・債券市場などが休場となり、為
替市場の流動性が極端に低下すると想定されるため、一部では政府・日銀による介入の可能性を指摘する声もあった。

ユーロドルは対オセアニア通貨中心にドル売りが進んだ影響を受けたほか、月末・四半期末を迎えたロンドンフィキシングに
絡んだドル売りのフローが観測され、一時1.1437ドルまで値を上げた。ただ、フィキシング通過は上昇が一服した。米長期金
利の上昇なども相場の重しとなり、1.14ドル台前半で次第に値動きが細った。

30日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値161.960 高値162.685 安値161.895 終値162.595
ユーロドル  始値 1.1422 高値1.1436  安値 1.1385 終値 1.1424


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