デイリー為替市況コメント

米労働市場の減速懸念でドル売りが優勢の展開

【NY外為概況】11日のNY為替市場でドル円は、9-10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)がインフレについては楽観的な
見方を示したことがハト派的と受け止められ、米長期金利が低下した。また、朝方発表された週間の新規失業保険申請は、前
週比4万4000件増の23万6000件。市場予想(ロイター通信調べ)の22万件よりも弱い内容だったことが分かると全般ドル売り
が加速し、一時154.95円と日通し安値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時98.13と10月
17日以来の低水準を付けた。ただ、日本の財政悪化に対する警戒感は消えていないため、調整的な円買いは一服し、米ドルを
買い戻す動きがみられた。

ユーロドルは低調な米雇用関連指標を手掛かりに全般ドル売りが優勢になると、一時1.1763ドルと10月1日以来の高値を付けた。
来週18日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会では政策金利の据え置きが確実視されている。欧米の金融政策の方向性の違いに着
目したユーロ買い・ドル売りも入りやすかった。

11日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値156.000 高値156.165 安値154.930 終値155.560
ユーロドル  始値 1.1690 高値1.1762  安値 1.1685 終値 1.1742


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