デイリー為替市況コメント

米経済指標が景気の減速を示し一時149.40円まで下落

【NY外為ドル円概況】20日のNY為替市場は、2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や前週分の米新規失業保険
申請件数、1月景気先行指数が予想以上に悪化したため長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。また、ベッセ
ント米財務長官が米長期債の発行増について「まだ遠い先のことだ」と言明したことも相場の重しとなり、一時149.
40円と昨年126日以来約2カ月半ぶりの安値を更新した。市場では「米長期金利の低下と日銀による早期の追加利上
げ観測が重なり、円買い・ドル売りがじりじりと進んでいる」との声が聞かれた。

なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するグールズビー米シカゴ連銀総裁は「トランプ米政権の関税
政策で、コロナ禍と同規模の衝撃につながれば、物価懸念を高めなければならない」と述べたほか、ムサレム米セン
トルイス連銀総裁は「このところの経済指標はインフレ期待の上昇傾向を示唆。米連邦準備理事会(FRB)は一段と
制約的な金融政策を迫られる可能性がある」と話した。

20日 米国経済指標結果
前週分 新規失業保険申請件数  予想N/A 結果21.9万件
2月 フィラデルフィア連銀景況指数  予想26.0 結果18.1
1月 景気先行指数(前月比)  予想0.0% 結果-0.3%

20日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値151.420 高値151.425 安値149.385 終値149.625
ユーロドル  始値 1.0426 高値1.0503  安値 1.0420 終値 1.0502


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