米賃金インフレ上昇でドル買いが優勢の展開
【NY外為ドル円概況】30日のNY為替市場は、1-3月期米雇用コスト指数が予想を上回り賃金インフレ圧力の
根強さが意識されたことや、S&Pケースシラー住宅価格も予想を上回る伸びとなったため、インフレが当面
鈍化せず利下げが先送りされるとの観測が一段と強まり、一時157.85円と日通し高値を更新しました。また、
月末のロンドンフィキシングに絡んだドル買いのフローも観測されましたが、前日には政府・日銀による為替
介入と見られる急激な円高・ドル安局面があっただけに上昇のスピードは比較的緩やかとなり、157円台後半で
取引を終了しました。
30日 米国経済指標結果
第1四半期 雇用コスト指数 予想1.0% 結果1.2%
2月 S&Pケースシラー住宅価格 予想6.65% 結果7.29%
4月 シカゴ購買部協会景気指数 予想45.1 結果37.9
4月 コンファレンスボード消費者信頼感指数 予想104.0 結果97.0
30日 くりっく365市場 四本値
ドル円 始値156.360 高値157.865 安値156.050 終値157.825
ユーロドル 始値 1.0716 高値1.0734 安値 1.0670 終値 1.0670
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