米雇用関連指標を好感しドル買いが優勢の展開
【NY外為概況】24日のNY為替市場でドル円は、米国と欧州連合（EU）の関税交渉が進展しているとの期待が高まる中、
リスク・オンの円売りが先行。また、週間の米新規失業保険申請件数は6週連続で減少し、4月以来の低水準となった。米
労働市場の底堅さを示したとの見方から円売り・ドル買いが優勢となり、取引終了間際に一時147.02円と日通し高値を更
新した。なお、S&Pグローバルが発表した7月の米製造業購買担当者景気指数（PMI）速報値は49.5と、ダウ・ジョーンズ
通信がまとめた市場予想を下回り、好不況の分かれ目とされる50を割り込んだ。6月の米新築住宅販売件数も市場予想以下だ
ったことが分かると146.36円付近まで売られる場面もあったが、下押しは限定的だった。
ユーロドルは欧州中央銀行（ECB）が定例理事会で市場の予想通り政策金利据え置きを決定。ラガルド総裁が成長見通しは下
方としながらも、経済の強さに言及したため年内の利下げ観測が後退し、ユーロ買いが優勢となった。
24日 米国経済指標結果
前週分 新規失業保険申請件数 予想22.7万件 結果21.7万件
7月 製造業PMI（速報値） 予想52.5 結果49.5
7月 サービス業PMI（速報値） 予想53.1 結果55.2
7月 コンポジットPMI（速報値） 予想52.8 結果54.6
6月 新築住宅販売件数 予想63.5万件 結果62.7万件
24日 くりっく365市場 四本値
ドル円 始値146.360 高値147.040 安値145.840 終値147.015
ユーロドル 始値 1.1771 高値1.1790 安値 1.1732 終値 1.1759
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