米5月CPIが予想を下回りドル売りが優勢の展開
【NY外為ドル円概況】11日のNY為替市場でドル円は、米中両政府が10日まで開いた閣僚級協議では、5月にスイスで合意
した内容を履行することで一致した。トランプ米大統領が自身のSNSに「習近平中国国家主席と私が最終承認すれば中国と
の合意は完了」と明らかにしたためリスク選好の円売り・ドル買いが優勢となり、一時145.46円と日通し高値を更新した。
その後、米労働省が発表した5月米消費者物価指数（CPI）のコア指数が予想外に鈍化し、利下げ観測が強まったほか、10年
債入札が堅調で長期金利が低下したことから、ドル売り・円買いが優勢となった。また、米高官がイラク、バグダッドの大
使館スタッフ一部退去命令を用意しているとの報道で中東の地政学的リスク上昇を警戒し、144.33円と日通し安値を更新した。
ラトニック米商務長官は11日にCNBCの番組で米国の対中関税は一段の変更がないかと聞かれ、「間違いなくそう言えるだろ
う」と答えた。米中の貿易摩擦を巡る不透明感が和らいでいると受け止められた。
11日 米国経済指標結果
5月 消費者物価指数（前月比） 予想0.2％ 結果0.1％
5月 消費者物価指数（前年比） 予想2.5％ 結果2.4％
11日 くりっく365市場 四本値
ドル円 始値144.910 高値145.515 安値144.320 終値144.575
ユーロドル 始値 1.1427 高値1.1500 安値 1.1408 終値 1.1482
免責事項
本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。