デイリー為替市況コメント

FOMCの結果公表を受けてややドル売りが優勢の展開

【NY外為ドル円概況】29日のNY為替市場は、米12月卸売在庫が予想外のマイナスとなったほか、12月前渡商品貿易赤字が
予想以上に拡大し、成長減速懸念にドル売りが優勢となった。また、ロンドンフィキシングに絡んだ円買い・ドル売りのフ
ローが観測されると一時154.94円と日通し安値を付けた。その後、米連邦準備理事会(FRB)は今日まで開いた連邦公開市
場委員会(FOMC)で市場予想通り政策金利を4.25-4.50%で据え置くことを決めたと発表。声明では、労働市場についての
認識を「概して緩みつつある」から「堅調」に修正。インフレに関しては前回と同様に「幾分高止まりしている」としたもの
の、「2%の目標に向けて進展してきた」との表現を削除した。FRBが今後の利下げに慎重な姿勢を示したとの受け止めから、
米長期金利の上昇とともにドル買いが入ると155.61円付近まで値を上げる場面があった。ただ、パウエル議長がFOMC後の記
者会見で、インフレに関する文言削除について政策を巡るシグナルを送っていないと説明するとドル買いが後退し、155円台
前半で取引を終了した。

29日 米国経済指標結果
12月 卸売在庫(速報値)  予想N/A 結果-0.5%
1月 FOMC政策金利  予想4.5% 結果4.5%

29日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値155.535 高値155.800 安値154.965 終値155.270
ユーロドル  始値 1.0427 高値1.0443  安値 1.0383 終値 1.0416


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