デイリー為替市況コメント

FRB高官のハト派発言でややドル売りが優勢の展開

【NY外為ドル円概況】10日のNY為替市場でドル円は、米先週分新規失業保険申請件数が前週から増加予想に反し減少
したため労働市場が底堅く、早期利下げ観測の後退でドル買いが優勢となった。また、米長期金利の指標となる10年債
利回りが4.37%台まで上昇すると146.79円まで上値を伸ばした。ただ、その後は米長期金利が徐々に上昇幅を縮小した
影響で146.10円台まで押し戻された。

なお、FRBのウォラー理事は10日に「我々は(金融を)引き締めすぎており、7月に利下げを検討する可能性がある」と
の認識を示した。6月にも同様の見解を述べており意外感はなかったが、市場では早期の利下げが改めて意識され円買い・
ドル売りを誘った。

米国と欧州連合(EU)が近く関税交渉で妥結するとの観測がある。協議の行方を見極めようと様子見の市場関係者も多か
った。

10日 米国経済指標結果
前週分 新規失業保険申請件数  予想23.5万件 結果22.7万件

10日 くりっく365市場 四本値
ドル円    始値146.280 高値146.800 安値145.740 終値146.245
ユーロドル  始値 1.1717 高値1.1750  安値 1.1666 終値 1.1696


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