インフレ鈍化による大幅利下げ観測でNYダウは最高値を更新
27日のNY株式市場は、FRBがインフレ指標として注視する8月個人消費支出(PCE)価格指数は前年比+2.2%と7月の+2.5%から伸びが鈍化し、市場予想の+2.3%を下回ったことで米連邦準備理事会(FRB)による追加利下げ期待が支援となったことや、ミシガン大消費者信頼感指数も予想を上回りソフトランディング期待が高まったことも追い風となった。ダウ平均は中東情勢の悪化懸念に失速も137.89ドル高(+0.33%)と2日続伸し3日ぶりに終値ベースの史上最高値を更新。一方、S&P500は一時0.32%高まで上昇したが、0.13%安と小幅に反落して終了。ハイテク株主体のナスダック総合は半導体のエヌビディアの下落が重しとなり、0.39%安と5日ぶりに反落して取引を終了した。
なお、連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事はデータが経済の強さが継続していることを示唆していると言及。同理事は、9月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げが好ましいと、委員会の決定に反対票を投じた。
シェブロン、ボーイング、アムジェンが上昇。一方、アマゾン・ドットコム、マイクロソフトは下落。
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