デイリー株価指数コメント

ハイテク株に見直し買いが入りNYダウは反発

株価指数 2024.09.12

11日のNY株式市場は、注目された米8月消費者物価指数(CPI)で変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIが前月比+0.3%と予想の+0.2%を上回る伸びとなったことで9月

米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ期待が後退したことが重しとなった。さらに、9月末の政府機関閉鎖リスクを警戒した売りも相場を押し下げ、一時、大きく下落した。その後、金融ゴールドマン・サックス・グループのソロモン最高経営責任者(CEO)が同社主催のイベントにおいて、依然ソフトランディングを予想していると景気に楽観的見解を示したことや、半導体のエヌビディアなどのメガキャップに買いが強まったことで終盤にかけて大きく上昇した。ダウ平均は朝方に743ドル安まで下落したが、終盤に166ドル高まで上昇し、124.75ドル高(+0.31%)と反発して終了。S&P500も1.61%安まで下落後、1.07%高で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は1.40%安まで下落後、2.17%高で終了した。

投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の19.08ポイントから一時21.41ポイントまで上昇後、17.69ポイントで終了した。

アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト、セールスフォースが上昇。一方、トラベラーズ、ユナイテッドヘルス・グループは下落。


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