対英通商協定の合意を好感しNYダウは2日続伸
8日のNY株式市場は、米英両政府が一部品目の関税引き下げを含む貿易協定の締結で合意し、日本など他国との関税協議の
進展にも期待感が広がった。その後、トランプ大統領が協議次第で対中関税の引き下げの可能性に言及したため通商協議へ
の期待に相場は一段高となった。ただ、取引終盤にかけては対中協議への懸念が完全には払しょくできず上げ幅を縮小した。
ダウ平均は上昇してスタートすると、一時659ドル高まで上昇幅を拡大し、254.48ドル高(+0.62%)で終了。S&P500も1.58
%高まで上昇後、0.58%高で終了し、ナスダック総合は2.02%高まで上昇後、1.07%高で終了。主要3指数がそろって2日続伸
した。なお、投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の23.55ポイントから22.48ポイントに低下した。
米国と英国は2国間の貿易協定を締結することで合意したと発表した。トランプ米政権が4月に相互関税を発動した後、2国間
合意が成立するのは初めて。米国が英国車に年10万台の低関税輸入枠を設ける一方、英国は非関税障壁の見直しなどに取り組
む。また、米英の合意を巡り、ラトニック米商務長官は英国側が米ボーイングの航空機を「100億ドル相当購入する」と発言し
た。これを受け、ボーイング株は一時5%高の194.75ドルまで上昇し、終値は3.3%高とダウ平均銘柄で上昇率トップになった。
免責事項
本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。