デイリー株価指数コメント

相互関税発表を控えてNYダウは小幅反落

株価指数 2025.04.2

1日のNY株式市場は、4月2日のトランプ政権による相互関税発表を控えた警戒感に売りが先行した。3月ISM製造業景況
指数やJOLT求人件数が予想を下回り、成長鈍化懸念も強まり売りに一段と拍車がかかった。ただ、関税措置が流動的と
の観測に売りも続かずハイテクセクターの上昇が支援し買い戻しの動きも強まった。ダウ平均は朝方に481ドル安まで下
落後、138ドル高まで上昇したが、11.80ドル安(-0.03%)とわずかに反落して終了。S&P500も0.95%安まで下落したが、
0.69%高まで上昇し、0.38%高と2日続伸して終了。ハイテク株主体のナスダック総合は0.87%安まで下落後、1.20%高ま
で上昇し、0.87%高と5営業日ぶりに反発して終了した。

経済指標は、3月ISM製造業景況指数が前月分の50.3から49.0に悪化した。予想の49.9も下回り、好不況の分かれ目の50を
下回った。2月JOLTS求人件数も756.8万人と、予想の770.0万人を下回る弱い結果となった。弱い経済指標を受けて米10年
債利回りは前日の4.245%から4.168%に低下。一時、4.133%と3月4日以来の水準まで低下した。なお、投資家の不安心理
を示すVIX指数は前日の22.28ポイントから21.77ポイントに低下した。


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