デイリー株価指数コメント

米PPIが予想を上回る大幅な伸びとなりNYダウは反落

株価指数 2025.08.15

14日のNY株式市場は、朝発表の米7月生産者物価指数(PPI)が市場予想を上回る伸びとなり、米政権の関税政策がインフレ
圧力の上昇につながるとの懸念が再燃した。市場の一部で意識されていた9月の大幅利下げ観測は後退。その後の利下げペー
スが緩やかになる可能性も意識され、株式相場の重荷となった。もっとも、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%
の利下げ見通しが維持されたことが支援となった。ダウ平均は朝方に231ドル安まで下落したが、11.01ドル安(-0.02%)と
下落幅を縮小して終了し、S&P500は0.39%安まで下落後、0.03%高とわずかに上昇して終了。終値で3日連続での最高値更
新となった。ハイテク株主体のナスダック総合は0.40%まで下落後、0.24%高まで上昇し、0.01%安とわずかにマイナス圏で
終了した。なお、投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の14.49ポイントから14.83ポイントに上昇した。

米7月生産者物価指数(PPI)は前月比+0.9%、前年比+3.3%と、それぞれ予想の+0.2%、+2.5%を大幅に上回った。政策金利
であるフェデラルファンド(FF)金利の先物取引から将来の金利水準を予想する「FEDウオッチ」によると、9月FOMCでの利
下げ確率は0.50%(2回分)が前日の5.7%から0%になり、金利据え置き確率が0%から7.4%に上昇したものの、0.25%の利下
げ確率は94.3%から92.6%へと小幅な低下にとどまった。


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