デイリー株価指数コメント

ハイテク大手の決算やFOMCを控えてNYダウは反落

株価指数 2025.07.29

28日のNY株式市場は、米国と欧州連合(EU)の貿易協議が27日に合意に達したものの、前週末既に「合意が近い」と伝わって
いたため、さらに買い進める動きは限定的となった。また、ハイテク大手の決算や米連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表な
どを週内に控え、主力株の一角に利益確定売りが出たことや、トランプ大統領発言を受け露ウクライナ停戦期待が後退したこと
から、様子見姿勢も強まった。ダウ平均は先週末終値を挟んでもみ合ったが、その後161ドル安まで下落し、64.36ドル安(-0.14
%)と小幅に反落して終了。S&P500は上昇してスタート後、0.20%安まで下落する場面もあったが、0.02%高と小幅ながら6日
連続で最高値を更新して終了。ナスダック総合は終日プラス圏で推移し、0.33%高と4日連続で最高値を更新した。

米国とEUは米国がEUに課す相互関税や自動車関税の税率を15%とすることで合意した。EUは米国からの7500億ドル相当のエネ
ルギー購入や6000億ドル超の対米投資も約束した。相互関税の上乗せ分の発動期限が8月1日に迫るなか、28日にトランプ米大統
領は個別で交渉をしていない貿易相手に対する関税率が15〜20%になる可能性が高いとの認識を示した。

今週の経済指標は水曜日午後に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利の据え置きが確実視されているが、
9月FOMCでの利下げ見通しを巡り、声明文やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見に注目が集まる。また、景気や雇
用の動向を巡っては、金曜日発表の7月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)が要注目となる。


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