デイリー株価指数コメント

一部企業決算を嫌気しNYダウは3日ぶりに反落

株価指数 2025.07.25

24日のNY株式市場は、米国と貿易相手による関税交渉を巡っては、日本に続いて、欧州連合(EU)も合意が近いと報じられて
いる。相互関税の上乗せ分の発動停止期限となる8月1日が近づくなか、協議の進展期待は投資家心理を支えた。一方、ダウ平均
採用のIBMとハネウェル・インターナショナルが決算を受けて大きく下落したことや、週次失業保険申請件数が4月来の低水準に
達し労働市場の底堅さが示され、利下げ観測が後退したことも相場の重しとなった。ダウ平均は終日マイナス圏で推移し、316.38
ドル安(-0.70%)とほぼ一日の安値で終了。3日ぶりの反落となった。一方、S&P500は0.35%高まで上昇後、0.07%高と小幅に
4日続伸し、ハイテク株主体のナスダック総合は0.44%高まで上昇後、0.18%高と2日続伸して終了。ともにザラ場ベースと終値
ベースの史上最高値を更新した。

IBMは売上高と利益が市場予想を上回ったものの、ソフトウェア収入が予想を下回り、株価は7.62%下落。ダウ平均採用銘柄の中
で下落率トップとなり、1銘柄でダウ平均を132ドル余り押し下げた。ハネウェルの決算が予想を上回ったものの、ガイダンスの内
容が嫌気され株価は6.18%下落。1銘柄でダウ平均を約91ドル押し下げた。ヘルスケアのユナイテッドヘルス(UNH)は司法省が
同社のメディケア(高齢者向け公的医療保険)業務を巡る捜査が行われていることを明らかにし、経営の不透明感が重荷となった。


免責事項
本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。