デイリー株価指数コメント

予想を下回るCPIを好感しNYダウは最高値を更新

株価指数 2025.10.27

24日のNY株式市場は、米労働省が朝方発表した9月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る伸びにとどまったことで
年内2回の利下げ期待が一段と高まった。また、人工知能(AI)の成長拡大見通しに加え、堅調な企業決算や、今月末の米
中首脳会談で貿易協議が進展するとの期待感も相場を下支えした。ダウ平均は上昇してスタートすると、一時592ドル高ま
で上昇幅を拡大し、472.51ドル高(+1.01%)で終了。3日ぶりにザラ場ベースの史上最高値を更新し、終値ベースでも初め
て47000ドルを上回った。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.79%高、1.15%高で終了し、ともにザラ場ベースと終値ベ
ースの史上最高値を更新した。

米労働省が同日に発表した9月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.0%上昇した。伸びは8月の2.9%から加速したも
のの、市場予想の3.1%は下回った。この結果を受け、市場で米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待が強まった。米金利先
物の値動きから市場が織り込む政策金利を予想する「フェドウオッチ」によると、市場ではFRBが2026年1月までに0.25%の
利下げを3回実施する確率は51.2%となり、1か月前の32.5%と比べると高い。

ダウ平均の構成銘柄では決算が好感されたIBMが7.88%高となったほか、マイルドなCPIを受けてゴールドマン・サックスが
4.41%高となり、エヌビディア、JPモルガン・チェースも2%超上昇した。一方、前日に大きく上昇したハネウェルが2.05%
安と反落し、3M、ディズニー、ジョンソン・エンド・ジョンソンも1%超下落した。


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