利下げ期待を受けた買いが続きNYダウは最高値を更新
11日のNY株式市場は、注目された米8月消費者物価指数(CPI)がおおむね市場予想通りとなったことや、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となり、2021年10月以来の水準に悪化した。労働市場の減速が示される中、米連邦準備制度理事会(FRB)が来週の会合で利下げを決定するとの見方が一段と強まった。ダウ平均が617.08ドル高(+1.36%)と大幅反発し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.85%高、0.72%高とともに4日続伸して終了。主要3指数はそろってザラ場ベースと終値ベースの史上最高値を更新した。
米8月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.4%と7月分の+0.2%から伸びが加速し、市場予想の+0.3%を上回ったが、前年比では+2.9%と市場予想と一致した。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIは前月比+0.3%、前年比+3.1%とともに前月から横ばいとなり、市場予想と一致した。一方、米週間新規失業保険申請件数(6日までの1週間)は前週比2.7万件増の26.3万件と2週連続で悪化し、市場予想の23.5万件を大幅に上回った。指標結果を受けてFRBが来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げに動くとの見方が改めて強まり、米債券市場で長期金利は一時3.99%と、5カ月ぶりの水準に低下した。金利の低下も株式相場の支えとなっている。
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