デイリー株価指数コメント

原油価格下落を好感しNYダウは連日で最高値を更新

株価指数 2026.06.17

16日のNY株式市場は、米政府高官は、覚書に基づき、イランが事実上封鎖する原油輸送の要衝ホルムズ海峡の通航料は60日間
無料になると説明。供給不足の解消が進むとの期待からニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は4営業日続落し、
米国産標準油種WTIの終値は1バレル=76.05ドルと3カ月半ぶりの安値となった。投資家心理が改善し、金融や製造業など景気
動向に敏感な銘柄が買われた。一方、半導体を中心とするハイテク株には利益確定売りが強まった。また、17日に連邦準備制度
理事会(FRB)のウォーシュ新議長の下で初となる金融政策決定を控え、市場では様子見ムードも強かった。ダウ平均は上昇し
てスタートすると、519.26ドル高の52,190.29ドルまで上昇し、328.64ドル高の51999.67ドルで終了。初めて52,000ドルの大台
を突破し、終値でも前日に続いて過去最高値を更新した。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は一時0.39%高まで上昇した
ものの、終盤にかけて売りが強まり、1.15%安で終了した。

米国とイランは戦闘終結に向けた覚書に合意し、19日に調印式を開く予定。トランプ米大統領はイランが核兵器を保有しないこ
とを明記したとしている。16日の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近7月物は1バレル
75.52ドルと、期近物として3月上旬以来の安値を付ける場面があった。原油高に伴う景気悪化の懸念が薄れ、景気敏感株や消費
関連株に買いが入った。

ダウ平均採用銘柄ではエネルギー安が米国経済にプラスに働くと見た買いにより、JPモルガン・チェースが3.68%高となったほ
か、ビザ、ホーム・デポ、3Mが2%超上昇し、ゴールドマン・サックス、キャタピラーなども1%超上昇した。一方、エヌビデ
ィアが2.37%安となり、セールスフォースとマイクロソフトも1%超下落した。


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