デイリー株価指数コメント

原油高や米長期金利上昇を警戒しNYダウは2日続落

株価指数 2026.03.12

11日のNY株式市場は、NY原油先物価格は国際エネルギー機関(IEA)加盟国が過去最大規模となる4億バレルの石油備蓄を
放出することで合意し、一時1バレル82ドル付近まで下落したが、87ドル台に反発して終了した。トランプ米大統領は今週
初め、イランとの戦争は間もなく終結すると述べたが、イランがホルムズ海峡で既に機雷を敷設したとみられ、紛争長期化
による原油高騰継続見通しが強まった。また、この日発表された2月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.4%上昇と
市場予想通りだった。ただ、中東情勢や原油高を背景に米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退し、相場の
重荷となった。ダウ平均はやや軟調にスタートすると、一時520ドル安まで下落幅を拡大し、289.24ドル安(-0.61%)で終
了。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は朝方に0.80%高まで上昇後、0.42%安まで下落したが、0.08%高と小幅に上
昇して終了。ダウ平均が2日続落し、ナスダック総合は3日続伸となった。

米国・イスラエルとイランの軍事衝突を巡る不透明感から投資家が運用リスクを取りにくかった。トランプ米大統領は11日
にも記者団に対し、「彼ら(イラン)は海軍も空軍も失った。指導者もいない」などと述べた。一方、イランは徹底抗戦の構
えを崩していない。11日には中東に展開する米系の金融機関を攻撃対象にすると警告したと伝わった。エネルギー輸送の要衝
であるホルムズ海峡の事実上の封鎖が長引くとの警戒も根強い。

ダウ平均採用銘柄ではシェブロンが2.95%高となったほか、アメリカン・エキスプレス、エヌビディア、アムジェン、シスコ
・システムズも1%未満の上昇となった。一方、シャーウィン・ウィリアムズが2.30%安となり、ホーム・デポ。ビザ、ボーイ
ング、ウォルマート、キャタピラー、ゴールドマン・サックスなど8銘柄が1%超下落した。


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