原油高や金融政策の不透明感でNYダウは大幅反落
29日のNY株式市場は、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は29日、同国メディアを通じ、ヨルダンの駐留米軍基地を弾道
ミサイルで攻撃したと発表。米FOXニュースによると、トランプ米大統領は29日、「(イランを)激しくたたくことになる」
と述べ、報復攻撃を行うと警告した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、中東での軍事攻撃再開などを
背景に買われ、米国産標準油種WTIは前日比6.56%高の1バレル=84.46ドルで引けた。エネルギー供給の混乱長期化懸念が強
まる中、株式市場ではリスク回避姿勢が強まった。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日開催した連邦公開市場委
員会(FOMC)で政策金利の据え置きを決定した。ウォーシュ議長の記者会見を踏まえて、インフレ抑制を巡り、FRBが後手
に回っているとの懸念が広がる中、長期金利が上昇。株価の重荷となった。ダウ平均は下落してスタートすると、終盤に1196
ドル安まで下落し、1153.18ドル安(-2.19%)で終了。S&P500も1.52%安と、ほぼ安値引けとなり、ダウ平均とともに4営業
日ぶりに大幅反落した。
FOMCの採決では3人の地区連銀総裁が利上げを主張し、据え置きに反対した。ウォーシュFRB議長は記者会見で「必要かつ適
切な場合にはためらわずに行動する」と述べたが、政策運営の方針については明確な発言を避けた。金融政策運営を巡る不透
明感が拭えず、株式の売りが膨らんだ面がある。
ダウ平均採用銘柄では、セールスフォースが3.79%高、シェブロンが2.28%高となった。一方、キャタピラーが6.91%安、ゴー
ルドマン・サックスが5.09%安となり、2銘柄でダウ平均を658ドル押し下げたほか、エヌビディア、JPモルガン・チェース、
ボーイングも3%超下落した。
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