デイリー株価指数コメント

対中通商協議の進展を好感しNYダウは小幅反発

株価指数 2025.06.11

10日のNY株式市場は、ロンドンで行われている2日目の米中貿易協議の進展期待や、長期金利の低下も支援し、相場は底堅く
推移した。その後も、ラトニック米商務長官が協議を巡り「順調に進行している」とし、本日中にも終了することを期待して
いると言及したことなどで安心感が広がった。さらに、台湾セミコンダクター(TSMC)の好決算を受けて半導体株が上昇し
たことも支援となった。ダウ平均は小幅に下落する場面もあったが、105.11ドル高(+0.25%)と反発して終了。S&P500とナ
スダック総合はそれぞれ0.55%高、0.63%高で終了し、ともに3営業日続伸した。なお、投資家の不安心理を示すVIX指数は前
日の17.16ポイントから16.95ポイントに低下した。

米中両政府はロンドンで2日目の閣僚級協議を開いた。中国によるレアアース(希土類)の輸出規制や米国の半導体規制を議論
しているとみられる。協議に参加するラトニック米商務長官は協議が火曜日夜に終了することを期待すると述べ、必要であれば
水曜日まで続く可能性もあると付け加え、順調に進んでいると記者団に話したと伝わった。

経済指標では、5月NFIB中小企業楽観度指数が98.8と前月の95.8から改善。トランプ関税の影響をより大きく受けるとされる中
小企業の景況感が予想に反して改善したことも安心感につながった。


免責事項
本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。

New{title}