年内の利下げ期待後退が重しとなりNYダウは2日続落
14日のNY株式市場は、週末に米中が関税の大幅引き下げで合意したことで貿易摩擦懸念の後退や、減税案の進展がひきつづき
支援となる中、エヌビディアなどのハイテク株の堅調が続いた一方、FRBによる年内利下げ期待の後退や長期金利の上昇が相
場の重しとなった。ダウ平均は朝方に114ドル高まで上昇したが、187ドル安まで反落し、89.37ドル安(-0.21%)と2日続落し
て終了した。S&P500は前日終値を挟んでもみ合ったが、0.10%高と小幅ながら3日続伸して終了。ハイテク株主体のナスダッ
ク総合は終日プラス圏で推移し、0.72%高と6営業日続伸して終了した。なお、投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の18.22
ポイントから18.62ポイントに上昇した。
14日の米債券市場では長期金利が約1カ月ぶりの高水準をつける場面があり、株式の相対的な割高感が意識された面もあった。
前日発表の4月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回ったにもかかわらず金利が上昇し、債券市場の動向を注視したい
との見方があった。米国では15日に4月の小売売上高や卸売物価指数(PPI)などの発表を控え、積極的な動きは広がりにくか
った。
エヌビディアが4%あまり上昇し、半導体やハイテク株の一角への買いが相場を下支えした。サウジアラビアの政府系ファンド
の傘下企業に人工知能(AI)向け画像処理半導体(GPU)を提供すると13日に発表。米ブルームバーグ通信は米政権がアラブ首
長国連邦(UAE)にエヌビディアの先端半導体の大量輸出を検討しているとも伝えた。
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