早期の追加利上げ懸念が後退しNYダウは4日ぶりに反発
1日のNY株式市場は、米長期金利の指標となる10年物国債利回りが一時5.34%に上昇。
2002年以来24年ぶりの高水準を付けた。金利上昇で投資や個人消費が冷え込むことが警戒されている。
ただ、その後10年債にはポジション調整の買いが入り、利回りが低下したことで投資家心理が改善した。
個別銘柄では、米半導体大手マイクロン・テクノロジーは3%高となった。前日発表した2026年9~11月期の売上高見通しは市場予想を上回った。
同社は人工知能(AI)を追い風とするメモリー半導体の好況が業績拡大を後押しし続けるとの見方を示した。
しかし、中東・イラン情勢への警戒感から原油先物(WTI)価格が2.7%上昇したことが投資家心理の重荷となり、上値は限定的でもみ合いの展開となった。
ダウ平均は朝方に273ドル高まで上昇後、359ドル安まで大きく反落したが、20.51ドル高(+0.04%)とわずかながらプラス圏で取引を終えた。
ハイテク株主体のナスダック総合も0.47%安まで下落したものの、0.04%高まで持ち直して終了した。
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げについて「オープンマインドだ」と述べたとロイター通信が同日報じた。
FRBのジェファーソン副議長は政策を慎重に判断する姿勢を示した。
FRB高官の発言を受け、年内に複数回の追加利上げがあるとの観測が後退した。
1日の米国債券市場では長期金利の指標となる10年債の利回りは5.20%に低下する場面があった。
金利の低下は株式の支援材料となった。
同日発表の9月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は54.5とダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(54.9)を下回った。
個別項目で価格指数の上昇が目立ち、インフレ圧力の高まりが意識された。
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