景気への懸念が重しとなりNYダウは5日ぶりに反落
4日のNY株式市場は、取引開始前に発表された5月のADP雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を下回り、2年ぶりの
低い伸びとなったことや、5月ISM非製造業PMIが予想を下回る弱い結果となり景気減速懸念が重しとなった一方、好調が続
く半導体株に下支えされながら、関税交渉など新たな材料待ちの状態が続き、主要3指数は高安まちまちとなった。ダウ平均
は125ドル高まで上昇する場面もあったが、91.9ドル安(-0.22%)と一日の安値で終了し、5営業日ぶりに反落した。S&P500
も前日終値を挟んでもみ合ったが、0.01%高とわずかながら3日続伸して終了。ハイテク株主体のナスダック総合は一時0.21%
安まで下落したが、0.32%高と3日続伸して終了した。
5月のADP全米雇用リポートは非農業部門の雇用者数が前月比3万7000人増と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想を大
きく下回った。5月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業(サービス業)景況感指数は49.9と市場予想を下回り、好
不況の境目とされる50を11カ月ぶりに割り込んだ。関税が米経済に悪影響を与えつつあることが明らかになった。個別項目では
「新規受注」や「企業活動・生産」が低下した。トランプ関税による景気悪化が意識される中、トランプ米大統領が、中国の習
近平国家主席との交渉は「極めて困難」だとSNSに投稿したことも米中貿易交渉の進展期待の後退につながった。
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