デイリー株価指数コメント

相互関税の即時発動見送りでNYダウは反発

株価指数 2025.02.14

13日のNY株式市場は、トランプ米大統領は「相互関税」の導入を指示する覚書に署名した。市場が警戒していた
即時発効には至らなかったことや、米1月生産者物価指数(PPI)の発表を受けて米10年債利回りが低下したこと
が追い風となった。さらに、エヌビディアやテスラなどのメガキャップが大幅高となったこともハイテク株の上昇
をけん引した。ダウ平均は終盤に399ドル高まで上昇し、342.87ドル高(+0.77%)で終了。S&P500も1.04%高と反
発し、1月下旬に付けた史上最高値に肉薄した。ハイテク株主体のナスダック総合は1.50%高と2日続伸した。なお、
投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の15.89ポイントから15.10ポイントに低下した。

1月PPIは前年比+3.5%、前月比+0.4%と、それぞれ予想の+3.2%、+0.3%を上回る伸びとなった。変動の大きい食品、
エネルギーを除くコアPPIは前年比+3.6%と予想の3.3%を上回ったが、前月比では+0.3%と予想と一致した。PPIが総
じて強い結果となったが、米10年債利回りは4.637%から4.530%に低下した。米連邦準備理事会(FRB)が重視する個
人消費支出(PCE)価格指数の低下の可能性を示唆する内容と受けとめられたことで米債買いが優勢となった。


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