良好な金融決算やインフレ鈍化を好感しNYダウは続伸
15日のNY株式市場は、米労働省が朝方発表した6月の卸売物価指数は前月比0.3%低下と、ロイター通信がまとめた市場
予想を下回った。前年同月比(季節調整前)の伸びは5.5%と5月の6.0%から鈍化。米連邦準備制度理事会(FRB)による
早期の利上げ観測が後退し、株価を下支えした。また、投資家が一部の半導体株から資金を引き揚げ、業績が安定してい
るアップル、アマゾン、アルファベット、メタなどのマグニフィセント・セブンの一角に資金を移動させたことも株価を
押し上げる要因となった。ダウ平均は315ドル高まで上昇後、150.37ドル高(+0.29%)で終了し、ハイテク株主体のナ
スダック総合も0.62%高で終了した。S&P500も上昇して終了し、主要3指数がそろって2日続伸した。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は続伸し、株式相場の重荷となった。米国産標準油種WTIは前日比0.3
%高の1バレル=79.60ドルで引けた。米国とイランの対立が再び激化し、ホルムズ海峡経由の原油供給の混乱が続くこと
が警戒されている。
米短期金利先物の値動きから金融政策を予想する「フェドウオッチ」ではFRBが9月までに利上げする確率が前日から低下
した。15日の米債券市場では長期金利が低下(債券価格は上昇)した。株式の相対的な割高感が薄れ、株式相場を支えた。
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