貿易交渉の進展期待を支えにNYダウは3日続伸
2日のNY株式市場は、トランプ米大統領が前週に中国が合意を破っていると主張したことや、鉄鋼・アルミニウム製品の関税を
引き上げる考えを明らかにしたことで中国やEUが反発し、貿易摩擦懸念が強まったものの、レビット米大統領報道官が「トラ
ンプ米大統領と中国の習近平国家主席が週内にも協議する可能性が高い」と述べたことで米中貿易交渉の進展期待が高まった。
ダウ平均は朝方に416ドル安まで下落したが、終盤は買いが優勢となり、35.41ドル高(+0.08%)と小幅ながら3営業日続伸して
終了。S&P500も0.85%安まで下落後、0.41%高と反発して終了。ハイテク株主体のナスダック総合は0.67%高で終了した。な
お、投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の18.57ポイントから18.36ポイントへと3営業日連続で低下した。
レビット米大統領報道官がトランプ大統領と中国の習近平国家主席が週内にも電話会談を行う可能性が高いと述べた。また、一部
の中国製品に対する関税の適用停止の期間を延長したとも伝わった。トランプ大統領が前週に中国が合意を破っていると主張した
ことで強まった米中の貿易摩擦への過度な警戒が後退した。
米サプライマネジメント協会(ISM)が2日発表した5月の製造業景況感指数は48.5と前月(48.7)から低下した。好不況の分かれ目
である50割れが続いた。個別項目では、「輸入」や「在庫」の落ち込みが目立った。米政権の関税政策の不透明感から景況感が悪化
しており、下げ幅を拡大する場面があった。
免責事項
本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。