デイリー株価指数コメント

関税協議の進展期待が支えとなりNYダウは4日続伸

株価指数 2025.06.4

3日のNY株式市場は、取引開始前に伝わったOECD(経済協力開発機構)による世界やアメリカの成長率見通しの引き下げが
重しとなったものの、4月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が市場予想を上回ったことや、AI需要拡大見通しを背景にエヌ
ビディアなどの半導体株が上昇し相場をけん引した。また、関税交渉を巡って週内にも米中首脳による直接対話が予定される
中、協議の進展期待が安心感につながった。ダウ平均は朝方に119ドル安まで下落する場面もあったが、214.16ドル高(+0.51
%)と4日続伸して終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.58%高、0.81%高と、ともに2日続伸して終了した。なお、
投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の18.36ポイントから17.69ポイントに低下した。

レビット米大統領報道官は米政権が貿易相手国に4日までに交渉に関する最善の提案を提出するよう求めたとのロイター通信の
2日の報道を認めた。ラトニック米商務長官は2日、「そう遠くない将来、米国とインドが協定を結ぶことになるだろう」と述べ
たと伝わった。中国以外でも主要国との貿易協議が進展するとの期待も高まった。

アトランタ連銀のボスティック総裁は「貿易政策はワイルドカード(不確定要素)で、現在の状況は不安定だ」と語った。米連
邦準備理事会(FRB)のクック理事は「今後経済活動の拡大が昨年のペースから減速するとみる」と述べた。関税を巡る不確実
性が根強いことは投資家心理を下押しした。


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