FOMCで早期利下げ期待が後退しNYダウは3日続落
30日のNY株式市場は、ADP雇用統計や4-6月期四半期国内総生産(GDP)が予想を上回ったことを好感し、相場は堅調に推移した。
その後、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り政策金利据え置きを決定。結果公表後の記者会見
で早期の利下げに慎重な見方を示した。金融緩和が米経済を支えるとの見方が後退し、米10年債利回りが上昇したことが相場の重し
となった。ダウ平均は前日終値を挟んでもみ合い、一時106ドル高まで上昇する場面もあったが、パウエルFRB議長会見を受けて一
時370ドル超下落し、171.71ドル安(-0.38%)と3日続落して終了。S&P500も一時0.40%高まで上昇したが、0.54%安まで下落し、
0.12%安と小幅ながら2日続落して終了。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.63%高まで上昇後、0.39%安まで下落したが、
0.15%高と小幅に反発して終了した。
FRBは30日までFOMCを開き、市場の想定通り政策金利を据え置いた。パウエル議長は会見でトランプ米大統領の貿易政策について
「変化し続けており、経済に対する影響はなお不透明だ」と指摘しつつ「関税引き上げが一部の商品の価格に、より明確に表れ始め
ている」と述べた。次回9月会合での利下げについて問われると「決めていない」と話し、引き続き経済指標などを見極める姿勢を
示した。
経済指標は、4-6月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+3.0%と予想の+2.5%を上回ったほか、7月ADP民間部門雇用者数が10.4
万人増となり、予想の7.5万人増を上回り、米政権の関税政策が経済を下押しするとの警戒が薄れた。
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