FRBが追加利下げに慎重姿勢を示しNYダウは続落
18日のNY株式市場は、イラン側が米国と交渉のためワシントンに代表団を派遣する意向を示したことをトランプ大統領が
明らかにすると、中東問題で外交的解決への期待に買戻しが優勢となった。その後、注目された米連邦公開市場委員会(F
OMC)では政策金利が予想通り据え置かれ、年内2回の利下げ見通しが維持されたが、同時に、パウエル議長が会見で今後
数カ月のインフレを想定していると警告する内容となったことが重しとなった。ダウ平均は294ドル高まで上昇する場面もあ
ったが、44.14ドル安(-0.10%)で終了し、小幅に2日続落した。S&P500も一時0.59%高まで上昇したが、0.03%安とわず
かながらマイナス圏で終了。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.72%高まで上昇後、0.13%高と小幅に反発して終
了した。なお、投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の21.60ポイントから20.14ポイントに低下した。
FRBは市場の予想通り、政策金利を4.25〜4.5%で据え置くことを決めた。会合後に公表したFOMC参加者の政策金利見通し
(ドットチャート)では2025年末の予想中央値は0.25%の利下げ2回を示す水準を維持した。声明文では「経済の見通しを
巡る不確実性は減少したものの、高まったままだ」と指摘。米関税政策によるインフレや雇用への影響を見極める姿勢を示
した。
会合後に開いた記者会見でパウエル議長は「不確実性があるにもかかわらず、経済は堅調」と語った。「労働市場は利下げ
を叫んでいる訳ではない」とも指摘。インフレについては米関税政策による影響が夏に一段と出てくるとの予想を示した。
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