デイリー株価指数コメント

FRBの年内利上げを警戒しNYダウは大幅反落

株価指数 2026.06.8

5日のNY株式市場は、米労働省が発表した5月の雇用統計(季節調整済み)では、景気動向を敏感に反映する非農業部門の
就業者数は前月比17万2000人増と事前の市場予想を大幅に上回った。インフレの懸念が強まる中でも雇用の強さが示され
たことで、FRBが利上げに向かう見方が強まった。また、AI半導体見通しへの失望感を背景に、これまで市場を牽引して
きた半導体・ハイテク株に利益確定売りが強まった。ダウ平均は朝方に48ドル高まで上昇し、ザラ場ベースの史上最高値
を更新したが、終盤に780ドル安まで反落し、695.15ドル安(-1.35%)の50866.78ドルで終了。ハイテク株主体のナスダ
ック総合は4.18%安と大幅に3日続落。一日の下落率は2025年4月以来の大きさとなった。

人工知能(AI)関連銘柄の下げも目立った。米新興アンソロピックは4日に公開したブログで、AIの自律的な性能の向上が
進んでいると指摘した。「AIの開発を減速したり、一時的に停止する選択肢を世界が持つことが好ましいと考えている」と
の考えを示した。社会制度などが技術の進歩に追いつく時間を確保できるからだとしている。

来週にはスペースXの新規株式公開(IPO)を控える。資金調達額は過去最大規模になるとみられ、投資家が必要な資金を
確保するためにAI関連銘柄を売ったとの声も聞かれた。ダウ平均の構成銘柄ではエヌビディアやシスコシステムズ、キャ
タピラーが売られた。


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