FRBの独立性への疑念が強まりNYダウは4日続落
21日のNY株式市場は、トランプ米大統領が米連邦準備理事会(FRB)に対し、再び政策金利の引き下げを求めた。FRBの独立性が
損なわれ、米国の信認が揺らぐとの警戒から売りが広がった。また、主要国との貿易問題で進展が無かったことも相場の重しとな
った。ダウ平均は下落してスタートすると、一時1311ドル安まで下げ幅を広げ、971.82ドル安(-2.48%)で終了。S&P500とナス
ダック総合も一時3%超下落し、それぞれ2.36%安、2.55%安で終了。ダウ平均とナスダック総合が大幅に4日続落し、S&P500は
大幅反落となった。
トランプ大統領がパウエル議長への批判を繰り返したことでセンチメントが悪化した。トランプ大統領は先週、利下げに慎重なパ
ウエル議長を「ミスター・トゥー・レイト(Mr. Too Late)」などと批判したが、月曜日もパウエル議長が直ちに金利を引き下げ
ない限り景気後退に陥るとして議長への批判を繰り返した。先週、トランプ政権がパウエル議長の解任を模索しているとも報じら
れており、米政権とFRBの緊張の高まりが米ドル、米債、米株のトリプル安につながった。米10年債利回りは先週末の4.327%から
4.414%に上昇。主要通貨に対するドルの強さを示す「ドル指数」は約3年ぶりの水準に下落した。なお、投資家の不安心理を示す
VIX指数は先週末の29.65ポイントから33.82ポイントに上昇した。
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