デイリー株価指数コメント

PPIを受けた金利安が支えとなりNYダウは反発

株価指数 2025.05.16

15日のNY株式市場は、米中貿易協議の合意を材料にしたリスク選好の動きもここに来て一巡しており、ハイテク株に利益確定
売りが強まった一方、4月生産者物価指数(PPI)が予想に反して低下し、米10年債利回りが低下したことが追い風となり幅広
い銘柄が上昇した。ダウ平均は軟調にスタートしたものの、終盤に300ドル高まで上昇し、271.69ドル高(+0.65%)3日ぶりに
反発して終了。S&P500も一時0.47%安まで下落したが、0.41%高と4日続伸して終了。一方、ハイテク株主体のナスダック総合
は0.18%安と7営業日ぶりの反落となった。なお、投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の18.62ポイントから17.83ポイントに
低下した。

4月の米小売売上高は市場予想と一致したものの、伸びは鈍かった。ウォルマートは15日に開いた決算説明会で関税の影響で値上
げせざるをえない状況にあると説明した。高インフレが消費や企業収益の逆風になる可能性が意識され、ディフェンシブ株の一角
などが物色された。

4月生産者物価指数(PPI)は前月比-0.5%と予想(+0.2%)に反して低下し、前年比では+2.4%と予想の+2.5%を下回った。変動
の大きい食品、エネルギーを除くコアPPIも前月比-0.4%と予想(+0.3%)に反して低下した。弱いPPIを受けて米10年債利回りは
前日の4.528%から4.433%に低下した。


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