弱気なIEA月報を嫌気して、WTI原油は急反落
08:04:04
11日のWTI原油は急反落。取引中心限月である期近10月限の清算値は前日比1.30ドル安の62.37ドル。
11日のニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月は1.30~1.27ドル安。その他の限月は1.24~0.97ドル安。
国際エネルギー機関(IEA)が明らかにした月報において、2025年の石油供給が予想を上回るペースで拡大するとの見通しを示した。さらに、2026年には記録的な供給過剰になると前月の月報で指摘していたが、さらに拡大すると指摘している。2026年は日量333万バレル規模の供給過剰になるとしている。
この弱気な月報を嫌気して、WTI原油は急落している。
石油輸出国機構(OPEC)も月報を明らかにしているが、2025年、2026年とも需要見通しは据え置いている。25年は日量129万バレル増、26年は日量138万バレル増のまま。
OPECプラスの自主減産のペースが10月から鈍化するため、IEA月報の見通しはやや厳しいとの見方もあったが、支援材料にはなれず。
WTI原油期近10月限は1.43ドルの62.24ドルで取引を終了しており、ほぼ安値引けとなっている。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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