デイリーコモディティ市況コメント

米中貿易摩擦の後退を受け、NY金は大幅続落し、4000ドル割れ

07:38:21

27日のNY金は大幅続落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前週末比118.1ドル安の4019.7ドル。
週末にマレーシアで開催された米中閣僚級会合で、枠組み合意がなされ、中国のレアアース規制が一年延長され、米国による対中追加関税が回避されるとの見方をベッセント米財務長官が示したことから、週明けのNY金は軟調地合いを強いられた。
早々、NY金期近12月限は4070ドル台で再開し、その後、4120ドル台まで一時買い戻されたが、買い戻しは長続きせず。4100ドルを上値抵抗にする動きをみせ、欧州取引時間帯以降、下げ幅を拡大することに。
米国取引時間帯にNY金期近12月限は3985.9ドルまで下落。4000ドル割れでの値ごろ買いがみられ、その後、4025.8ドルまで戻したものの、取引終了にかけて再び4000ドルを割り込み、140.8ドル安の3997.0ドルで取引を終了している。
テクニカル面で、30日移動平均線が3970ドル台にあるため、目先の下値目標とも考えられる。
30日に予定されている米中首脳会談に向けて、一段安を警戒すべき状況にある。
NY銀は大幅続落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前週末比1.812ドル安の46.774ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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