デイリーコモディティ市況コメント

気温低下による作柄悪化懸念を映して、シカゴ小麦は反発

08:04:15

20日のシカゴトウモロコシは続伸。取引中心限月である期近5月限の清算値は前週末比3.25セント高の452.00セント。
米農務省が明らかにした週間輸出検証高は、166万8885トンで前週の162万1949トンを上回っている。今年度の累計では前年同期比の32%増となっている。
また、気温低下による冬小麦の作柄悪化懸念から、シカゴ小麦が上伸している。
いずれの材料も支援材料となり、週明けのシカゴトウモロコシは続伸。
取引終了後に米農務省が明らかにした米国トウモロコシの作付進捗率は11%で、前年同期と同じで、平年の9%を上回っている。
米コーンベルトのオハイオ、インディアナ、イリノイ中部で凍結警報が出ているが、21日にかけて凍結の可能性もあるという。ただし、作付遅れの可能性も限定的で、どこまで支援材料になるか不透明。

20日のシカゴ大豆は小反落。取引中心限月である期近5月限の清算値は前週末比1.50セント安の1165.75セント。
米農務省が明らかにした週間輸出検証高は、74万8678トンで、前週の73万8786トンを上回っている。しかし、100万トンを大きく下回る状況に変わりはなく、支援材料とは評価されず。今年度累計は、前年同期比で25%下回っている。
中国農業展望において2026年の穀物生産は前年度を上回る見通しが示されたことで、中国による大豆輸入の縮小観測につながり、圧迫要因となっていた。
米農務省が取引終了後に明らかにした米国大豆の作付進捗率は12%で、前年の7%、平年の5%を上回っており、これは明日の圧迫要因になるとも考えられる。
ただし、大豆の主産地である米コーンベルト東部の凍結警報も出ており、今後の作付への悪影響や降霜懸念もあり、天気予報に注視すべきである。

20日のシカゴ小麦は反発。取引中心限月である期近5月限の清算値は前週末比5.75セント高の597.00セント。
18日から19日にかけ、米冬小麦産地で低温を記録しており、カンザスではマイナス3℃まで低下している。降霜による作柄悪化懸念が指摘され、シカゴ小麦は反発している。
また、テキサスやオクラホマでの乾燥懸念は相変わらずで、冬小麦の作柄全般が懸念されている。
米農務省が取引終了後に、米冬小麦の作柄状況を明らかにしているが、優と良の合計は全米平均で30%。前週は34%、前年同期は45%となっている。作柄悪化が確認されたことで、この発表は明日の支援材料になると考えられる。
ちなみに、春小麦の作付進捗率は12%で、平年の12%と一致。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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