デイリーコモディティ市況コメント

シカゴ穀物は全面高、原油高と天候不順が支援材料

08:00:03

27日のシカゴトウモロコシは上伸。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比5.75セント高の469.25セント。
米農務省が明らかにした米国トウモロコシの週間輸出検証高は164万4191トンで、前週の174万2938トンを下回った。ただし、高い水準を維持しており、弱材料とはならず。
乾燥懸念から冬小麦の作柄の一段の悪化を警戒して、週明けのシカゴ小麦が急伸しており、さらに週明けの海外原油高も支援材料となっていた。肥料価格の高騰によるトウモロコシの作付意欲の低下が警戒されている。
シカゴ取引終了後に米農務省が明らかにした米国トウモロコシの作付進捗率は25%で、前年の19%、平年の22%を上回っている。
順調な作付もあり、目先、利益確定売りを誘う可能性もあるが、米コーンベルトの今後の低温・少雨予想も出ており、ネブラスカの乾燥した天候の改善は期待薄。下値は買い拾われるとも考えられる。

27日のシカゴ大豆は上伸。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比13.50セント高の1192.00セント。
前週末同様、燃料価格の高騰を訴えるトラック業者のストライキの影響で、アルゼンチンからの大豆輸出が停滞しており、週明けも支援材料となっていた。
さらに、原油価格とシカゴ小麦の上伸も心理面の支援材料。
米農務省が明らかにした米国大豆の週間輸出検証高は62万8826トンで、前週の75万6713トンを下回っており、引き続き、輸出は低調である。
シカゴ取引終了後に、米農務省が明らかにした米国大豆の作付進捗率は23%で、前年の17%、平年の12%を大きく上回っており、目先の圧迫要因になりそうだ。

27日のシカゴ小麦は急反発。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比13.00セント高の629.75セント。
米冬小麦産地の乾燥した状況の改善がみられず、週明けから買い優勢の展開となった。
シカゴ取引終了後に米農務省が明らかに米国の冬小麦の作柄状況で、全米平均の優と良の合計は30%で、前週と変わらず。ただし、前年の49%を大きく下回っている。
土壌水分に関して、カンザスの極不足と不足の合計は59%(前週61%)、テキサスは69%(同63%)と、相変わらず乾燥した状況に変わりなし。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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