デイリーコモディティ市況コメント

シカゴ穀物は全面安、海外原油急落に追随安

08:05:25

6日のシカゴトウモロコシは大幅続落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比11.50セント安(4営業日合計で6.25セント安)の468.50セント。
海外原油急落にシカゴ穀物相場が全面的に追随安の格好となり、シカゴトウモロコシも例外ではなかった。燃料価格に加えて、肥料価格の今後の下落に対する期待もあり、米国の生産者の作付意欲の改善につながるとの思惑も広がっていた。
米エネルギー情報局(EIA)が明らかにした週間石油在庫統計で、エタノール在庫が13.9万バレル増の2602万バレルとなったことも嫌気されていた。
4日取引終了後に米農務省が明らかにした3日現在の米国トウモロコシの生育進捗率は、全米平均で作付が38%(前週25%、前年38%、平年34%)、発芽が13%(前週7%、前年10%、平年9%)。
弱気な生育進展状況が5日のシカゴトウモロコシ市場の圧迫要因。さらに、産地の降雨予報もあり、下げ幅を大きくしていた。

6日のシカゴ大豆は続落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比16.75セント安(4営業日合計で0.75セント安)の1194.75セント。
海外原油急落にシカゴ大豆も追随安の格好となり、特に米国取引時間帯に入り、期近7月限は1200セントを割り込み、下げ幅を拡大している。
一段安の局面では、米国大豆の生育がかなり順調であることも、再認識されていた。
4日取引終了後に米農務省が明らかにした3日現在の米国大豆の生育進捗率は、全米平均で作付が33%(前週23%、前年28%、平年23%)、発芽が13%(前週8%、前年6%、平年5%)。この発表を嫌気して、5日のシカゴ大豆は値を崩している。軒並み平年を上回っていること、生育に適した降雨が予想されていることが圧迫要因。

6日のシカゴ小麦は大幅続落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比10.50セント安(4営業日合計で19.25セント安)の617.25セント。
海外原油の大幅続落に追随安の格好となり、シカゴ小麦期近7月限は一時、606.75セントまで急落。4月22日以来の安値を付けた。
ただし、米冬小麦産地の降雨による作柄改善はすでに手遅れ状況との見方もあり、6ドルの大台を維持すると、その後は買い戻され、下げ幅を縮小している。
5日のシカゴ小麦は急落。インドが2022年以来4年振りに小麦の輸出を再開したことが圧迫要因。インド政府は今年合計500万トンの小麦の輸出を許可したが、第1段となるアラブ首長国連邦(UAE)向け2.2万トンの船積みが報告されている。
4日取引終了後に米農務省が明らかにした3日現在の米国冬小麦の作柄状況で、全米平均の優と良の合計は31%(前週30%、前年51%)。春小麦の作付進捗率は、全米平均で32%(前週19%、前年42%、平年35%)。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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