デイリーコモディティ市況コメント

WTI原油は続伸、イランの回答拒否を支援材料

08:00:25

11日のWTI原油は続伸。取引中心限月である期近6月限の清算値は前週末比2.65ドル高の98.07ドル。
戦闘終結に向けた米国の提案を受け取ったイランは対案に対する回答したものの、トランプ米大統領はこの回答を拒絶し、一時的に高まった停戦期待が再び後退することとなった。
これを受け、週明けからWTI原油は急伸し、WTI原油期近6月限はアジア取引時間帯半ばに100ドルの大台乗せを演じた。米国とイランの溝は依然として大きいとみられており、100ドル台は通過点との見方も。
ただし、100ドル台での買いは続かず、欧州取引時間帯終盤にかけて上げ幅を縮小。一時、96.13ドルまで値を崩した。
米国取引時間帯に入り、米アクシオスが、トランプ米大統領がイランへの軍事行動を検討していると報じたこともあり、再び上伸し、99.84ドルまで買い直されたが、100ドルを壁にしたこともあり、また利益確定売りが台頭。WTI原油期近6月限は2.83ドル高の98.25ドルで取引を終了している。
米国の原油・石油製品在庫の減少傾向もあり、今週発表される米エネルギー情報局(EIA)の週間石油在庫統計に注目が集まっている。
トランプ米大統領は、連邦ガソリン税の1ガロン当たり18セントの一時停止を検討しているとも言及している。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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