弱気な米GDPをキッカケに、NY金は上伸に転じる
08:08:28
28日のNY金は急反発。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比50.9ドル高の4532.4ドル。
アジア取引時間帯にNY金期近8月限は4400ドル割れを果たすなど、インフレ圧力を警戒した軟調地合いを継続していた。
状況が一変したのは第1四半期の米国内総生産(GDP)・改定値を受けてからで、NY金はその後大きく買い進まれ、一時4547.1ドルの高値を示現。改定値が前期比1.6%増で、速報値の同2.0%増を下回った。事前予想は同2.0%増。
これを受け、米長期金利が低下し、NY金は上伸に転じた。
さらに、米ニュースサイトのアクシオスが、 米国とイランの停戦延長やイラン核開発を巡る交渉で歩み寄りがあったと報じたことで、原油価格が値崩れしたこともあり、NY金の買いに拍車がかかっていた。
4月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前年比3.8%上昇となり、2023年5月以来の大幅な伸びとなった。改めてインフレ圧力を認識する内容だったものの、弱材料になり切れず。
連日の急落と月末・週末前のポジション調整がみられ、買い戻しにつながった模様。
米長期金利の低下が買い安心感につながったとみられるものの、インフレ圧力は避けられず、さらなる戻りにはブレーキも予想されている。
NY銀は急反発。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比1.017ドル高の75.912ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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