デイリーコモディティ市況コメント

シカゴ穀物全面安、海外原油の値崩れが重石

08:00:58

29日のシカゴトウモロコシは急反落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比9.00セント安の446.75セント。
米国とイランの暫定合意の情報を受け、海外原油が急落しており、シカゴトウモロコシの下押し要因となっていた。米国でのガソリン価格の下落によって、エタノール需要の低下が警戒されたため。
さらに、米コーンベルトでの生育に理想的な天候も圧迫要因。シカゴ小麦の急落も影響し、シカゴトウモロコシは下げ幅を大きくしている。
シカゴトウモロコシ期近7月限は2月20日以来の安値水準まで下落している。
6月1日から2週間に渡って、6月末に公表される作付面積のための実地調査を米農務省が実施する予定。

29日のシカゴ大豆は反落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比7.75セント安の1186.75セント。
シカゴトウモロコシ同様、海外原油の値崩れが圧迫要因。
ただし、アルゼンチンでの大豆圧砕企業の労働者ストライキが引き続き、警戒されており、シカゴ大豆の下げは限定的。世界最大の大豆製品輸出国の供給不安が支援材料。
週明けの生育進展状況で、大豆とトウモロコシの作柄状況が示されるか注視されている。

29日のシカゴ小麦は急反落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比13.50セント安の610.50セント。
週末・月末要因のポジション調整による手じまい売りが加速し、シカゴ小麦期近7月限として、5月8日以来の安値水準まで値を崩した。5月の高値から80セントも急落したことになる。
2025年度分の輸出成約で80万7000トンの大量のキャンセルが発生したことが、手じまい売りを加速させていた。
米冬小麦の作柄悪化の改善は期待薄ながら、米春小麦の生育が順調なため、小麦全体での供給不安は後退している。6ドル台の高値圏といえる値位置での手じまい売りが催促された模様。
週明けは6ドルの大台を維持するかポイント。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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