暫定合意の情報を嫌気して、WTI原油は反落
08:02:02
29日のWTI原油は反落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比1.54ドル安の87.36ドル。
米国とイランの双方の交渉担当者が「暫定合意」に達したことを明らかにしたことが大きな売り材料となっていた。
トランプ米大統領は29日、最終決定を下すためホワイトハウスで会合を開くとSNSで指摘しており、戦闘終結に向けた期待が高まっている。ただし、29日に2時間程度の会合が実施されたものの、結論には至らなかったという。
実際、双方の隔たりもまだ大きいとみられ、先行き不透明もあり、米国取引時間帯に86.35ドルの安値を付けたWTI原油期近7月限だったが、その後88ドル台まで買い戻される場面もみられた。
WTI原油期近7月限は1.14ドル安の87.76ドルで取引を終了している。
米国産原油や石油製品に対する依存度が高まる中、WTI原油がさらに大きく値を消すとの見方は限定的。米国の原油生産が伸びておらず、今後とも、原油・石油製品在庫の急減が懸念されている。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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