デイリーコモディティ市況コメント

イランの停戦協議停止を受け、WTI原油は急反発

08:03:28

1日のWTI原油は急反発。取引中心限月である期近7月限の清算値は前週末比4.80ドル高の92.16ドル。
米国とイランの停戦合意に対する期待もあり、前週末にかけてWTI原油は値崩れをみせていたが、結果的に合意には至らず、双方とも妥協する状況にならず。このため、週明けからWTI原油は反発し、堅調地合いをみせていた。
欧州取引時間帯にWTI原油期近7月限は90ドル台を回復。 米国取引時間帯序盤に、イランの担当交渉官が、レバノンにおけるイスラエルの攻撃が続いていることに抗議し、米国との協議を停止することを明らかにした。これをキッカケにして、WTI原油は急伸し、期近7月限は一時、94.78ドルの高値を示現。
その後、米ニュースサイトのアクシオスが、レバノン当局者は米国に対して、ヒズボラがイスラエルとの全面停戦の準備ができていると伝えたと報じたことで、急伸にブレーキがかかり、上げ一服。
トランプ米大統領はSNSにおいて、イスラエルとヒズボラ双方が攻撃しないことで合意したと伝えたことで、WTI原油期近7月限は90.80ドルまで軟化。
しかし、先行き不透明から、引けにかけて買い戻され、期近7月限は5.11ドル高の92.47ドルで取引を終了している。
イスラエルによるヒズボラ攻撃のリスクは高く、米国とイランの停戦協議の行方のハードルは極めて高いとの見方が一般的。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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