デイリーコモディティ市況コメント

強気の米雇用統計を嫌気して、NY金は急反落

07:59:36

5日のNY金は急反落。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比139.7ドル安の4365.3ドル。
5月の米雇用統計において、非農業部門雇用者数は17.2万人増となり、事前予想の8.5万人増を大幅に上回った。失業率は4.3%で、事前予想と前月と同水準。この発表後、米長期金利は急上昇し、NY金の下押し要因となった。
米連邦準備制度理事会(FRB)による年内利上げ観測が再燃し、米長期金利の指標となる10年債利回りは一時、4.5522%まで上昇した。ドル高も全面高の様相となり、ドルインデックスは一時、100.11となり、4月7日以来の高値を更新している。
CMEフェドウォッチでの12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)による0.25%の利上げ確率は前日の38.2%から50.0%に急上昇。政策金利据え置きの確率は47.4%から17.0%に急低下している。
NY金は一辺倒の下げをみせ、取引終了にかけて本日の安値である4336.6ドルを示現。期近8月限は151.1ドル安の4353.9ドルで取引を終了している。
NY貴金属も全面安の様相となったが、インフレ懸念を無視して、強引な戻りをみせていたが、その反動で、週末に投げを強いられてしまった模様。
NY期近8月限は、3月23日に4162.6ドルの安値を示現しているが、その後水準までの値崩れも意識されており、まずは4300ドルを伺う展開とみる向きが多い。
NY銀は大幅安。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比4.868ドル安の69.103ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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