米国とイランの和平合意観測が高まりをみせ、WTI原油は大幅続落
09:25:01
12日のWTI原油は大幅続落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比2.83ドル安の84.88ドル。
米国とイランの和平合意観測が一段と強まり、WTI原油は引き続き、一段安を強いられた。特に、ホルムズ海峡の完全開放の期待が最大の圧迫要因に。
イランのメヘル通信によると、和平合意の覚書草案には、レバノンを含むすべての戦線における戦争の恒久的かつ即時停止、米国のイラン内政不干渉への確約、米国による海上封鎖の完全解除、米軍がイラン周辺から撤退する確約、イランの手配によるホルムズ海峡の再開、対イラン制裁の解除、最終合意は国連安全保障理事会決議で承認されることなどが含まれるという。
トランプ米大統領はこの報道をSNSで否定したものの、期待先行が大きく、WTI原油の大幅続落につながったとみられる。
ただし、イランのアラグチ外相は、ホルムズ海峡が戦前の状況に戻ることはないともしており、なお先行きは不透明といえる。
WTI原油期近7月限は3.42ドル安の84.29ドルで取引を終了している。来週から取引中心限月は期近8月限に移行するが、その8月限は82.74ドルで取引を終了している。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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