デイリーコモディティ市況コメント

WTI原油は反発、ホルムズ海峡の安全航行に懸念が生じる

08:02:18

25日のWTI原油は反発。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比1.58ドル高の71.92ドル。
米エネルギー省のライト長官が、戦争前の水準にホルムズ海峡を通過する船舶の輸送量が戻っていると指摘したこともあり、WTI原油は一段安をみせ、期近8月限は欧州取引時間帯に68.90ドルの安値をg付けた。ただし、69ドル割れでは値ごろ買いも台頭。
その後、米個人消費支出(PCE)発表後にドル安が進行したため、買い戻しの動きに拍車がかかった。
また、英国海事貿易機関(UKMTO)が明らかにしたところによると、オマーン沖で、シンガポール船籍のコンテナ船が25日、ホルムズ海峡を通過しようとした際に攻撃を受けたとの報告があったことを指摘。
その後、米当局はイランによる発砲だったと言及。
ホルムズ海峡の通航に対する懸念からWTI原油期近8月限は72ドル台まで切り返す場面もみせた。
イラン革命防衛隊はこれより前に、イランが指定する航路を通過する場合のみ、安全な通航は可能と言及し、従わない船舶には行動を取ると表明していた。
トランプ米大統領は前日、ガソリン小売価格の下落が鈍いことから調査するように指示したが、ガソリン価格の下落が原油急落に直結していないため、かなり焦っているとの指摘も。国内の在庫が低水準であり、今後のガソリンの需要期も意識されており、ガソリンは下げ渋りをみせている。
WTI原油期近8月限は1.13ドル高の71.47ドルで取引を終了している。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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