デイリーコモディティ市況コメント

シカゴ穀物は軒並み急反落し、ほぼ安値引け

07:55:41

8日のシカゴトウモロコシは急反落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比8.00セント安の456.25セント。
7月半ば以降の米コーンベルトのホット&ドライ予報をキッカケにして、天候リスクを踏まえた買いが活発化していたが、そのホット&ドライ予報が後退したことで、手じまい売りを招くこととなった。
下落局面では、10日に米農務省が明らかにする需給報告を前にしたポジション調整もみられ、下げ幅を大きくしたとみられる。
今回の需給報告には、6月末に米農務省が示した作付面積と6月1日現在の全米在庫が反映されることになる。作付面積が3月の意向面積に比べて若干増加したこともあり、弱気な生産高予想が想定されている。

8日のシカゴ大豆は反落。取引中心限月である期近11月限の清算値は前日比5.50セント安の1192.25セント。
シカゴトウモロコシ同様、米コーンベルトの天気予報が、ホット&ドライ予報からトーンダウンしたことで、大豆市場でも利益確定売りが活発化することに。
その一方で、中国が米国産大豆の購入をみせているため、シカゴ大豆の下げは限定的。
前日は5カーゴ(30トン)の購入が示されたが、この日は10カーゴ(60トン)に修正されている。継続的な購入になるか、今後のポイント。
10日の需給報告では、弱気な内容が警戒されており、特に南米の生産高のさらなる上方修正も一部で想定されている。

8日のシカゴ小麦は急反落。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比10.75セント安の607.75セント。
春小麦産地の米プレーンズの熱波予報に変わりないものの、米コーンベルトのホット&ドライ予報の後退もあり、シカゴトウモロコシと大豆が反落。それに追随してシカゴ小麦も値崩れしている。
10日に米農務省が明らかにする需給報告での米国小麦の生産高の上方修正観測も重石。
シカゴトウモロコシ・大豆と同じように、シカゴ小麦もほぼ安値引けとなっており、引け味は良くない。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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